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2018.07.20

仙霊茶、雛にして雅やかな味わいに、、、今年も良い出来です。

「仙霊茶」は神河町吉富という雛な山間にある茶畑で育まれてきたお茶です。別段、この地に棲んでいた仙人が授けたお茶とかの伝説からではありません。

実はれっきとした謂れがあります。
亨和元年(1716年)生蓮寺の6世:定空上人が、この地の気候風土に着目してお茶の栽培を奨励したことに始まります。
亨和10年(1725年)には献上のご縁を得ていた京都上京の宝鏡寺門跡より、「仙霊」の銘を賜り、茶袋に「仙霊」の判をを押して、広く配布してきたことに由来します。

生蓮寺■生蓮寺(神河町粟賀地区)

今より約420年前(文禄4年:1595年)、観空智伝和尚が粟賀の地に念仏の教えを広めるために開基。教義の一節「生きて身を蓮のうえに宿さずば、念仏申す甲斐やなからん」を由緒とする。

宝鏡寺■宝鏡寺(京都市上京区)

京都上京区にある臨済宗の尼門跡寺院。中世に尼五山に数えられた景愛寺の法灯を継ぎ、光厳天皇皇女、華林恵厳禅尼が創建。本尊は伊勢の二見ヶ浦であがった観世音菩薩で、その像が宝鏡を抱いていたことが由縁である。
華林恵厳禅尼はじめ、代々の天皇の皇女が門跡となり、寺の所在地の名をとって百々御所とも呼ばれる。代々の天皇が皇女のために折々に人形を送っていた慣習から、「人形の寺」として有名になり、今日まで続き、春と秋の「人形展」は有名である。
※光厳天皇は、後醍醐天皇の後に即位予定が、激しい戦乱の時代、皇位継承とならず歴代125代には含まれない。北朝系天皇初代たが、北朝が二代で終わったことで、光厳天皇は上皇としても名を残す。

山あいに広がる仙霊茶の茶園

茶園は、山あいに広がる7haの広さを持ち、周囲は山に囲まれ、茶園の中に入ると、茶工場以外の人工物がほとんど見えません。

茶畑 茶畑

生産者のご紹介

野村さん「300年以上続く「仙霊茶」に魅せられ、その伝統を継承するために神河町に移住した野村俊介さんは、1978年神戸市生まれ(40歳、独身)、都会育ちの青年実業家です。
神戸市内の医療機器メーカーに10数年勤めた後、2015年に農業を志し朝来市に移住しました。しかし、その年の夏に、神河町のお茶園が継承者を探している話を耳にして、茶園を訪問しその美しさに一目惚れ。2018年4月に「株式会社仙霊」を起業し代表取締役に就任して神河町に引っ越しました。

仙霊茶の栽培、生産にかける「夢、思い、と語れるほど大仰なものは持ってないのですが」といいつつ、野村さんは「あわい」と言う観念を常に意識していると話します。「農業は人間が手をかけてやらないと成り立ちません。里山も、山河も、そのままにしておけば荒ぶる『自然』に帰り、人間にとってとても住みづらい環境になってしまいます」。

「都市に生まれて、東京でサラリーマン生活を送ったこともありますが、それはそれで、今考えると、エネルギッシュで楽しい世界でもありました。ただ、40になる今、東京での生活を過去のようには楽しめないかも知れないなと感じています。でも、20代の頃は本当に楽しかったし、周りの若者にも都市生活に憧れるなら、ぜひ経験してみれば良いよ、楽しいよ、と語っています」。

都市生活を離れて田舎暮らしを始めると「食っていけるのか」「年収はどのくらい下がったの」「不便でしょ」と心配をされたり「より自然な生き方で羨ましい」とか「人間本来そうあるべき」過剰な称賛をされたりするそうです。でも、野村さんは、全ての物事は両極端から見た序列づけではなく「何が心地よいのか」という自分の感性を大事にしていて、いまの生活を「私を取り巻く全ての環境からの、私が感じるちょうど良い距離感ではないか」と思っておられるようです。

「仙霊茶を全国ブランドにしたい」とか「神河町を活気づけたい」とか「株式会社仙霊で一旗揚げたい」とかと気負っているわけではなく、「一目惚れした茶園に長く接していたい」と思っていたらこうなった、というのが正直なところだそうです。「実は、お茶にも特段の興味があったわけでもありませんでした(笑)」。「あわい」の真髄なのでしょう。

野村 俊介

神戸出身1978年生まれ
36歳で脱サラし、新規就農者として当初、朝来市に移住。
朝来みどり生産者の池本晃市さんから紹介を受け、
継承者を募集していた神河町の仙霊茶の茶園を知る。
茶園の景観に一目惚れし、継承を決意。
2年間の茶業の手伝いを経て、2018 年春より神河町へ移り住み茶園を継業。

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